仏紙銃撃テロ


【パリ=宮下日出男】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブドの本社が銃撃され編集者ら12人が死亡した事件で仏内務省は9日、同セーヌエマルヌ県ダマルタンアンゴエルの工場団地にある建物に逃走中の容疑者2人が少なくとも1人の人質を取って立てこもり、捜査当局が包囲していることを明らかにした。警察当局が2容疑者と交渉しており、地元メディアは2人が「殉教者となる準備がある」と語ったと報じた。

 ダマルタンアンゴエルはシャルル・ドゴール空港から約8キロ。英BBC放送によると、同空港では滑走路の一部が一時閉鎖された。周辺地域では学校も閉鎖され、地元当局は住民に外出を控えるよう呼びかけた。

 立てこもっているのは、アルジェリア系フランス人のサイド・クアシ容疑者(34)とシェリフ・クアシ容疑者(32)の兄弟。2人は7日、パリ市内のシャルリー・エブド本社を銃撃し逃走。現場にサイド容疑者の身分証明書が残っていたことが特定につながった。8日朝には北部エヌ県のガソリンスタンドで食料などが強奪されたことから、捜査当局は同県周辺を中心に対テロ特殊部隊を含む約1万8千人規模で捜索を続けていた。

 一方、複数の米メディアは、兄のサイド容疑者が2011年ごろ、イエメンで国際テロ組織アルカーイダ系の武装組織「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」で軍事訓練を受けていたと伝えた。

 また、ロイター通信は9日、イエメン情報筋の話として、サイド容疑者が同国滞在中に米国人イスラム過激派聖職者、アンワル・アウラキ容疑者と会っていたと報じた。アウラキ容疑者は11年にイエメンで米無人機の攻撃で殺害された。兄弟の1人は過去1年以内にシリアに渡航した形跡もあるという。AP通信によると2人とも米政府の入国禁止リストに入っていた。

 一方、パリ南方で8日午前、女性警官ら2人が死傷した銃撃事件についてガズヌーブ内相は9日、「週刊紙銃撃事件と関連づける証拠はない」と述べた。仏メディアは容疑者が特定されたと伝えた。

参照
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150109-00000571-san-eurp


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