シャープ


 シャープが2015年3月期に連結最終(当期)赤字に転落する見通しになったことが19日、分かった。従来予想は300億円の最終黒字だった。主力製品の液晶の価格下落が想定以上に激しいことや、円安で海外で生産した白物家電などの国内販売での採算が悪化していることが響き、本業のもうけを示す営業黒字が500億円前後と従来予想(1000億円の黒字)の半分程度に減る可能性があるためだ。

 シャープは再建計画にあたる現在の中期経営計画で掲げた目標の達成が難しいため、16年3月期~18年3月期の3年を期限とした新たな中期経営計画を5月にもまとめる。新計画では、赤字事業からの撤退など厳しい構造改革を迫られそうだ。

 売上高も従来予想の2兆9000億円を下回る見通しだ。スマートフォンやタブレット型端末で需要拡大している中小型液晶事業で、国内外のメーカーと価格競争が激化し、収益が悪化。急速な円安で、海外生産する白物家電や太陽電池、液晶テレビなどの利益も大きく減る。電子部品事業も赤字の可能性がある。

 また、欧州での家電事業や太陽光発電事業の大幅縮小に伴って特別損失を計上するため、営業黒字を確保できても最終損益では赤字に陥る見通しだ。

 シャープは液晶事業への過大投資がたたり、13年3月期までの2年間で9000億円超の最終赤字を計上。経営再建を進めるため、16年3月期に最終黒字800億円を目指す中期経営計画を策定し、14年3月期は中小型液晶の好調などで115億円の最終黒字へと持ち直した。だが、円安や競争力の低下などで収益環境が大きく変わり、計画練り直しが迫られることになった。【宇都宮裕一】
参考文献 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150119-00000017-mai-bus_all

もみほぐし 静岡

spacer