<危険ドラッグ>


危険ドラッグ吸引後の事故が相次いでいる問題で、大麻と似た成分を含む1000種類以上の危険ドラッグのうち、意識障害を引き起こすなど強い作用がある 類似の20種類で事故が集中して起きていたことが京都大薬学研究科の金子周司教授の調査で分かった。事故後に規制しても強さを維持したまま構造を少しだけ 変えた「新種」が数カ月後には出回るという。金子教授は「高度な専門性と組織性がなければ短期間で流通させることはできない。規制前から次に流通させるも のを取りそろえている可能性もある」としている。

危険ドラッグには大麻や覚醒剤に似た作用があるが、事故は大麻に似たドラッグで多発している。

金子教授は警察などの依頼を受け、2012~14年に全国で起きた危険ドラッグが絡む事故のうち、半数近い78件で使われた疑いがある危険ドラッグの人 体への影響を分析。12年に大阪市中央区の繁華街での暴走事故など17件で、大麻より鎮静作用が強く、短時間で意識を失わせるような成分を含む6種類の危 険ドラッグを確認した。

13年3月に構造の似た成分をまとめて規制する「包括指定」が導入されると、一時的に事故は減ったが、3カ月後には基本構造の一部を変えた6種類が登場 し、同年の26件の事故で見つかった。この6種類が規制されると、14年に再び類似のドラッグが出回り、東京・池袋で7人が死傷した6月の事故など35件 で8種類が確認された。

これらはいずれも大麻の10倍以上の強さと推定され、7割の運転手は吸引後5分程度で意識もうろうとなって事故を起こしていた。吸引すると体が硬直する 特徴もあり、昨年1月に小学5年生の女児が死亡した香川県善通寺市の事故では、車を運転していた男が大破した車の運転席で呼びかけにも反応せず、ハンドル を握ったまま固まっていたという。足が突っ張って動かなくなり、事故後もアクセルを踏み続けた状態で見つかったケースもあった。

近年はドラッグが効く時間が短くなる傾向があり、14年に出回った8種類は、作用の持続時間が従来の半分の約30分だった。尿や血液からドラッグを検出 できた事故は2割しかなく、乱用者の摘発がより難しくなっているという。また、昨年10月以降に東京や大阪などで起きた4件の自損事故では、大麻の約 130倍という強いドラッグが使用されていた疑いがある。

金子教授は「危険ドラッグを吸引すると、ろう人形のように体が固まるケースがある。減速できないまま衝突するため、重大な被害が出ている」と指摘。強い ドラッグが出回る背景について「効力が強いと依存性も高くなり、効き目が短くなると使う回数が増える。業者にとっては多くの危険ドラッグが売りさばける利 点もあるのではないか」としている。【堀智行】

◇危険ドラッグ

覚醒剤や大麻といった違法薬物と似た化学物質を混入させた植物片などの総称。摂取すると、意識障害などの身体的症状や、幻覚などの精神的な症状が表れ、 最悪の場合死に至るケースがある。警察庁によると、吸引後の暴走事故などの交通違反による検挙数は▽12年が19件▽13年が38件▽14年(11月末ま で)118件–-となっている。かつては「脱法ハーブ」などと呼ばれていたが、警察庁と厚生労働省は昨年7月、危険性を明確に表すために名称を改めた。参考文献http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150210-00000009-mai-soci

資格のいらない、「もみほぐし」「手もみ」「足つぼマッサージ」その他「マッサージ類似ビジネス」のことなら「ライク・ザ・セラピー」

spacer