S660


ホンダは軽自動車のオープンスポーツカー「S660」を4月2日に発売する。1990年代の「ビート」以来19年ぶりに軽のオープンカーを復活させる一大 プロジェクトを率いたのは、研究開発子会社の本田技術研究所に勤める椋本陵さん(26)。若者の車離れが叫ばれて久しい中、異例の抜てきで若者のつなぎ止 めを託した。
30日、ホンダが東京都内の本社で開いたS660の発表会。峯川尚専務執行役員は「ホンダの歴史の中で最も若い開発責任者だ」と、椋本さんを紹介した。
岡山県井原市出身の椋本さんは高校卒業後、2007年に入社。10年に研究所が行った企画の社内公募で、「肩の力を抜いて走れる車を造りたい」と「ゆる スポ(ゆるいスポーツカー)」を提案。約400に及ぶ提案の中からグランプリに選ばれた。11年、事業化を決めたホンダは、提案者の椋本さんを責任者に指 名。開発チームには20~30代中心の若手メンバーを集めた。
新型車の開発責任者はエンジニアの花形。椋本さんは指名された時のことを「まじか、と思った」と振り返る。チーム発足直後には、東日本大震災が発生し、 栃木県の研究開発拠点も被災した。作業場の確保にも苦労する日々が続いたが、ホンダの社風と言われる「ワイガヤ(ワイワイガヤガヤ)」の議論を通して、ア イデアを煮詰めていった。
こだわったのは、人目を引くデザインと人と車が一体となって走る感覚だ。椋本さんは「車離れが言われるわれわれ世代から、『車って楽しいんだぜ』というメッセージを世の中にストレートに発信したい」と、車に込めた思いを語る。 参考文献http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150330-00000102-jij-bus_all

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